タレント兼プロレスラーの赤井沙希(28)と、2015年10月にボクシングを引退したお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代(36)の異色対談が実現した。芸能界とリングという2つの舞台で戦ってきた2人は、かつてワタナベボクシングジムで同時期に練習していたこともある。赤井からしずちゃんへの“新春ラブコール”も飛び出したガールズトークの行方は――。
――2人はワタナベボクシングジムで練習していた時期が重なり、以前から交流があった
赤井:同じフロアで練習してたんです。ミットを打ってはって、すごい音がしてて…あれは食らいたくないな~って思って見てました。すごいストイックにやってはるし、注目されて大変な部分もあったんだろうなって。
しずちゃん:五輪の1年前くらいからマスコミの方から注目していただくようになったんですけど、私はボクサーとしてのレベルは低いじゃないですか? そういうところで心のゆとりがなくなったりはありましたね。
――女性で格闘技をやっていると、男性からの見られ方に変化があったのでは
赤井:「ケンカしたら殴られちゃう」みたいに言われたり。でも逆に男性の見方も変わりましたね。プロレスにめっちゃ理解がある人から、変にダメ出しとかアドバイスされたら戸惑うんですけど、一生懸命やってることに全く興味を持ってもらえないのも嫌だし。練習と仕事ばっかなんでもちろん出会いも減りましたし、自分も構えて見るようになっちゃって…。浮いた話が…全然…(笑い)。
しず:私、もともと浮いた話がないので、変わらないですね(笑い)。より怖がられるようになったっていうのはありますけど。でも男性に「怖い」とか言われるけど、結局、男の人って「自分のほうが男だから強い」って心の中で思ってんのやろなって。私はそれが悔しくて、本当に勝ちたかったんです。しょせん女やからって…。
赤井:ナメられてるんですよね! でもそれはすごい分かるわあ。
しず:力では何をやっても男の人に勝たれへんって変な劣等感があったんですよ。だから本当に「負ける」って思ってくれたら、それはそれでうれしいんですよね。
――2人から見たお互いの印象は
赤井:自分には追いつけない位置にいて尊敬してます。怖いけど、マス(ボクシング)とかやってみたいな。ボコボコにされるのか、ちょっとでも触れるのか妄想すると楽しいんです。
しず:身長は同じくらいですもんね。赤井さんのことはマジメに練習してるのは知ってるし、やっぱり戦うのが好きなんだなあって。
赤井:相方の山ちゃんさん(山里亮太)がDDTの大阪大会に参戦してたんですけど、どういうふうに見てらっしゃったんですか?
しず:あんまり知らなくて「山ちゃんがプロレスデビュー」って書いてあったから「えー!」って思ってたんです。で、「大喜利対決」っていうから違うんか?って思ってたら、後日の記事で技かけられてましたね。
赤井:ドロップキックでめっちゃ吹っ飛んでたんですよ。
しず:私も結構漫才で殴ったりしてるから、打たれ慣れてるんじゃないですかね(笑い)。
赤井:もう一回違うジャンルでも…ってなったら、プロレスどうですか? 楽しいんです。私も最初はタレントやっててプロレスやるってどうなん?って思ってたけど、もうやめれないですね。
しず:え! プロレスですか? うーん…。今、望んでやろうとは思わないですね。
赤井:戦うアドレナリンとかはどうですか? 引退されてから練習とか。
しず:ジムには行ってないですね。でも楽になったのはあるけど、やっぱりリングに立つ緊張感というか…。あそこに二度と立てないのかなってなるとすごく寂しくはなりますね。あそこまでの刺激ってないので。
赤井:芸能とかでも出番前に緊張したりしますけど、あそこでの刺激って他には代えれないですよね。やりたくなったら、ぜひ待ってますので!
しず:何かをまた見つけたいって気持ちはあるのかな。もちろん芸能の仕事を頑張りたいって思っているんですけど。
赤井:東スポさんでよく特訓やらせていただいてるので、今度ボクシング特訓やりましょうよ。
しず:ワタナベジムでマスやりますか?
赤井:やりたーい! でも、怖あ~(笑い)。
しず:私もやっていて、戦うって体も大変だし、メンタルも重要になるっていうのがすごく分かったので。女性がやるのはいろいろあるから大変だと思うけど、戦う姿ってすごく格好いいので、これからも頑張ってください。
赤井:ありがとうございます! 頑張ります!
☆あかい・さき=1987年1月24日生まれ。京都府出身。父はボクシングの元世界ランカーで俳優の赤井英和。オスカープロモーション所属のモデル、タレントとして活躍する一方、2013年8月のDDT両国大会でプロレスデビュー。14年度の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞で女子選手として初めて新人賞を受賞した。174センチ、53キロ。
☆やまさき・しずよ=1979年2月4日生まれ。大阪府出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。2003年に山里亮太と「南海キャンディーズ」を結成。ボケを担当し人気者に。女優としても活躍。07年から始めたボクシングでは12年ロンドン五輪、16年リオ五輪の出場を目指していたが、15年10月に体力の限界を理由に引退を発表。ボクシングではミドル級。182センチ、79キロ。












