来年2月の北京五輪を巡り、中国の人権侵害に反発する各国が続々と外交的ボイコットを表明。すでに米国、英国、オーストラリアが政府高官らを派遣しない方針を示しており、16日には岸田文雄首相も「今のところ私自身は参加することは予定はしておりません」と言及。実質的に日本のトップの不参加は表明した形だ。
一方、SNSでは今夏の東京五輪中止を求めた反対派が北京五輪に関して声を上げていない点を指摘。また、タレントのつるの剛士は12日のフジテレビ系「ワイドナショー」で「あんだけ(東京)オリンピック反対、反対って言ってた人たちが、今回に関して全く何も言わないことにすごく違和感があるんですよ」と話していた。
そこで本紙は東京大会中止のデモを行っていた「オリンピック災害おことわり連絡会」の男性を直撃。北京五輪ボイコットへの見解を問うと「その議論には一切、参加しません」と言い切った。その理由は?
「私たちは五輪そのものに反対しているので、日本が外交的に参加するか否かは本質的な問題ではない。五輪の在り方と中国の人権問題は全く別の話です。結果的には北京五輪反対という同じ主張になっていますが、中国が悪いから五輪をボイコットするっていう意見と一緒にされたくないです」
男性は40年間にわたって平和運動を続け、国際オリンピック委員会(IOC)の体質を疑問視。未来永劫、五輪をなくすことを主張している。そのため中国の人権問題と五輪を同じ俎上(そじょう)にあげることが不満だといい、「北京だけではなく、3年後のパリ、その後の五輪もなくすべき。外交的ボイコットとか、スポーツと政治は切り離すとかは根本的な議論にならない」と、今回デモを行わない理由を挙げている。












