今年で48回目を迎えた東京スポーツ新聞社制定「2021年度プロレス大賞」選考委員会が13日にオンラインで行われ、最優秀タッグ賞は新日本プロレスのタイチ(41)、ザック・セイバーJr.(34)組、殊勲賞は全日本プロレスのジェイク・リー(32)、敢闘賞はDDTの竹下幸之介(26)、技能賞は新日本プロレスのグレート―O―カーンがそれぞれ初受賞となった。初受賞者が続出し、令和のプロレス界に新しい風が吹き始めた。

 最優秀タッグ賞には、新日本プロレスのIWGPタッグ王座を保持するタイチ、ザックの「デンジャラステッカーズ」が初受賞を果たした。

 選考会ではタイチ&ザック以外に全日本プロレスの宮原健斗&青柳優馬、ノアのユニット・金剛、スターダムのジュリア&朱里の4チームの名前が挙がった。「昨年からタッグチームとしてIWGPタッグ戦線をけん引。試合内容だけでなくコメントなどでもタッグへのこだわりを強く訴え続けてきた」など、1月と7月の2度の王座陥落を補って余りある鋭い舌鋒とそれに見合ったファイトが評価され、1回目の投票で過半数の11票を獲得した。

 新日本からの同賞受賞は2010年の中西学&ストロングマン以来実に11年ぶり。シングル戦線に比べタッグ戦線が盛り上がりにくいという印象を覆した。昨年の選考会では決選投票の末に杉浦貴&桜庭和志組に敗れ、受賞を逃していた。プロレス大賞は2人にとっても悲願だった。

 タイチは「去年は世紀の大誤審で受賞を逃しただけで、今年は当たり前の結果。俺らの他にここ数年、タッグを引っ張ってきたチームはいない。それに新日本の最後の最優秀タッグチーム受賞が中西、ストロングマン組で止まったままじゃ格好悪いしな。俺らで更新できてよかった。早く賞金よこせよ」と、余計な流れ弾を飛ばしつつ胸を張った。

 吉報を待ちわびたザックも「About bloody time!(ようやくか!)」とのコメントを発表。コロナ禍にありながらも、国境を越えた深い絆で新たな勲章を手に入れた。