WBA世界フライ級王座戦(22日、大阪府立体育会館)で3階級制覇に挑む同級3位の井岡一翔(26=井岡)が、思わぬハプニングに見舞われた。

 21日の前日計量でのこと。王者のファンカルロス・レベコ(31=アルゼンチン)が先に計量し、リミットの50・8キロでパス。続いて一翔がはかりに乗ると、微妙に針が揺れた。針は上下2センチほどの間で静止すればパスだが、上端で止まって「オーバー」だとレベコ陣営がクレーム。すると一翔はパンツを脱ぎ、なんと全裸になってパスした。

 減量ミスはボクサーの恥。動揺しそうな出来事にも、一翔は「日本タイトル(2010年10月)の時にも脱いだ記憶があります。別に(公衆の)人前で脱ぐわけじゃありませんから」と笑いながら打ち明けるなど、影響はない様子だ。

 実際は一翔のミスというわけでもない。計量は本来午後1時の予定だったが、その前の調印式が約20分前に終わると「レベコが『すぐに計量をやれ』と言いだしたんです。細工されるとでも思ったんじゃないですかね」(関係者)。

 パンツの重さは数十グラム。30分座っているだけでも体重は50グラム落ちるといわれるので、一翔は本来の時間までには落ちると見込んだが「計算したより時間が早まったので」全裸になるハメになったというわけだ。

 王者陣営の明らかな揺さぶりだが、一翔は「ホームでごまかしたとか言われたくないし、正々堂々とやるだけです」と涼しい顔。果たして本番に影響するか注目だ。