日本サッカー協会(JFA)は2日、国際親善試合パラグアイ戦(10日、パナスタ)とブラジル戦(14日、味スタ)に臨む日本代表メンバー27人を発表。復帰を果たしたMF中村敬斗(25=スタッド・ランス)について、元日本代表FW武田修宏氏(58=本紙評論家)は〝2部〟でも問題なしの見解を示した。
南米の強豪をホームに迎える10月の活動。目標の一つは、W杯最多5度の優勝を誇る〝王国〟ブラジルからの初勝利だ。直近の2022年に0―1で敗れるなど通算2分け11敗となっており、この日、都内で会見した森保一監督は「ブラジルに勝てたら大きな自信になる」。目標とする来年の北中米W杯制覇へ弾みをつけたいところだ。
新たな歴史をつくるべく選ばれたメンバーに、エース格のMF三笘薫(ブライトン)は負傷で入らなかったが、同じポジションを担う中村が復帰。フランス2部のSランス所属で招集されるか否か注目されていたが、移籍を巡って対立したクラブとのわだかまりも解消され、リーグ戦で出場機会を得られるようになったことで森保監督は招集に踏み切った。
武田氏は「9月の活動は移籍のことで試合に出てなかったので呼ばれなかったが、試合に出て調子もいいから招集したのではないか」と指摘。実際、中村は9月11日にチーム練習に復帰すると、ここまでリーグ戦3試合で1得点2アシスト。2部とはいえ、昨季1部で11ゴールをマークした実力を証明している。
ただプレー強度の面など〝2部慣れ〟は、懸念材料となりうる。それでも武田氏は「2部がどうこうじゃなくて、彼は森保監督のサッカーを知っているし、チームで試合に出て活躍していけば呼ばれていくのではないか」と指揮官の意図を推測した。今夏の移籍騒動で苦しんだ中村だが、A代表で主力級の力があることを再び証明できるか。












