2026年北中米W杯アジア最終予選に臨んでいる中国代表入りが確実視されていたコンゴ民主共和国出身のFWオスカル(25)が中国への帰化に失敗したと、中国メディア「捜狐」が11日に伝えた。

 かねて中国でプレーしているオスカルは昨年に中国国籍の取得を決断し手続きを行っていた。同メディアは「オスカルは現在の状況からすると帰化に成功する見込みは薄いようだ。帰化できなかった理由についてはさまざまな臆測が飛び交っている。しかし、どれも真実に近いものはない」と指摘。

 続けて「根本的な理由は彼自身にあった(犯罪歴があるとウワサされていた)」とし「同選手の身元に問題があることが発覚した。(オスカルの所属する中国1部)雲南玉昆は問題解決に向けて取り組んでいるが、結果は理想的ではない」と報じた。

中国のイバンコビッチ監督(ロイター)
中国のイバンコビッチ監督(ロイター)

 同時期に中国への帰化に取り組んでいたブラジル出身で元J1鹿島のセルジーニョは中国国籍を取得する。「雲南玉昆は手続きを完了させるため、セルジーニョの帰化を担当したチームに連絡を取ったものの、失敗した」とし「オスカルのアイデンティティーに問題が発見されたため、プロセスは当然終了することになる」と指摘した。

 同メディアは「公式の回答を待つべきだ」とも伝えていたが、帰化選手の投入でW杯切符を狙っていた中国代表にとって、期待のストライカーがサウジアラビア戦に出場できなくなったことは大きな痛手となるのは間違いない。