女子テニスの世界2位・大坂なおみ(23=日清食品)が1日、自身のSNSで全仏オープン(パリ)撤退と心の病を告白したことに対し、世界のトップアスリートから続々激励メッセージが寄せられている。

 元世界女王のビーナス・ウィリアムズ(40=米国)は、大坂のインスタグラムに返信。「あなたを非常に誇りに思います。自分を大事にして」と投稿。陸上短距離の元五輪金メダリストで世界最速の男・ウサイン・ボルトさん(34=ジャマイカ)は両手を合わせる絵文字を3つ投稿。大坂を励ました。

 また、元テニス女王のマルチナ・ナブラチロワさん(64)はツイッターで「なおみのことがとても悲しい。本当に彼女が大丈夫であることを願っている。選手として、私たちは私たちの体のケアはしろと教えられていたが、おそらくメンタルや感情的な側面は軽くあしらわれていた。これは、記者会見を行うか、行わないか以上の問題。なおみに幸運を。私たちみんなが応援しています」とメッセージを投稿。他にも多くの著名人から激励コメントが寄せられている。

 大坂は1日にSNSで「トーナメントや他の選手、そして私自身にとっても、今は私が撤退して皆がパリで行われているテニスに集中できるようにするのが一番だと思っています」と大会棄権を表明。その上で「実際、私は2018年の全米オープン以降、長い間うつ病に悩まされ、その対処に本当に苦労してきました」と自身の〝心の病〟についても告白していた。