【イタリア国際】錦織 世界ランク249位の格下にまさかのストレート負け

2020年09月18日 15時25分

錦織はネットに手を置きうなだれた(ロイター)

 まさかのハプニングも完敗だった。テニスのイタリア国際(ローマ)男子シングルス2回戦(17日=日本時間18日)で世界ランキング35位の錦織圭(30=日清食品)は、同249位の“新星”ロレンツォ・ムゼッティ(18=イタリア)に3―6、4―6のストレートで敗れた。

「(状態は)5、6割。まだ安定感がなかったりする。リズムをつかむには、もっと試合が必要だ」とコメントした。

 右ヒジ故障と新型コロナウイルス感染による長期離脱からの復帰2大会目。1回戦で383日ぶり白星を挙げたが、この日は4大大会で3度優勝の実力者、スタン・バブリンカ(35=スイス)を撃破した怪物ルーキーが相手。序盤からサーブが入らず、ラリーでも主導権を握られると、見せ場もなく第1セットを落としてしまう。

 第2セットはサーブ&ボレーなど効果的なネットプレーを発揮する。いよいよ反撃という矢先に4―4で迎えた第9ゲーム、30―15で思わぬアクシデント。錦織がサーブを打つ瞬間、なんと会場全体が停電となった。約10分間の中断を経て再開されたものの、「人生で初めて」という停電と練習なしでリズムを狂わされた影響からブレークを許し敗退した。

 錦織は21日開幕のハンブルク・オープンを経て、全仏オープン(27日開幕、パリ)へ進む。改良中のサーブをはじめ、新たなプレースタイルとして模索中のネットプレーなど課題は多く、完全復活はまだ先のようだ。