日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で理事会を開き、違法賭博店に出入りしていた幕内英乃海(32=木瀬)に「1場所出場停止」と「報酬減額20%」の懲戒処分、十両紫雷(30=木瀬)に「けん責」の懲戒処分を下した。師匠の木瀬親方(52=元幕内肥後ノ海)は処分なしで厳重注意とした。

 日本相撲協会の定款では、懲戒は重い順から「懲戒解雇」「引退勧告」「降格」「業務停止」「出場停止」「報酬減額」「けん責」の7段階が定められている。

 英乃海と紫雷は埼玉・草加市の違法賭博店に出入りしていたことが昨年12月に発覚。その後、賭博に関与していたとして埼玉県警に書類送検されていた。大相撲初場所(23日千秋楽、東京・両国国技館)は謹慎のため休場していた。

 木瀬親方は過去にも、暴力団幹部の大相撲観戦に関与した問題で2010年に委員から年寄への2階級降格と部屋閉鎖の処分を受けている。また、11年には弟子が八百長問題に関与した責任で年寄据え置き3年の処分を受けた。