フィギュアスケート男子五輪2連覇でプロに転向した羽生結弦(27)に、インドメディア「エッセンシャリー・スポーツ」がスポットライトを当てた。

 同メディアは「オリンピックチャンピオンの羽生結弦がフィギュアスケートの神様であることを証明した5つの瞬間」として、競技会での功績を改めて紹介。2014年ソチ五輪シングルのショートプログラム(SP)「パリの散歩道」で史上初の100点超えとなる101・45点をマークしたこと、15―16年シーズンのNHK杯、グランプリファイナルで合計点の世界記録を2度更新したことを挙げ「羽生結弦のライバルは羽生結弦だけになった」と偉業を振り返った。

 また、17年世界選手権ではSP5位発進と出遅れながらもフリーで巻き返し、合計321・58点で逆転V。「ファンの誰もが知っているように同選手権のフリーを含まずに『最高の瞬間リスト』は完成しない」と称賛した。

 続けて18年平昌五輪シングルでの連覇、今年の北京五輪でクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)が国際スケート連盟(ISU)公認大会で初めてジャンプとして認定されたことを取り上げた。

「彼は7月19日をもって競技からの引退を発表した。プロスケーターとしてのキャリアを継続するとのことだが、主要な国際大会から姿を消すことは大きな意味を持つ。頂点に上り詰めた彼が残したレガシーは計り知れない」。同メディアの特集にはと羽生へのリスペクトが詰まっていた。