フィギュアスケート女子で北京五輪銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ(17)が、今後陸上競技への転向に意欲を見せた。


 ロシア国営通信社「タス通信」は「フィギュアスケート選手のトルソワは、陸上競技で自らを試してみたいと言った」と報道。将来的な願望として陸上への変更も視野に入れていることが明らかになった。

 具体的な競技としては「走り高跳び、走り幅跳び、棒高跳びなどの陸上競技で実力を試したい。ジャンプするで競技がいい」とトルソワ。北京五輪では4回転ジャンプを5本もプログラムに入れるなど〝ジャンプの女王〟の異名を取るだけに、氷上の次は陸上で驚異的な跳躍を見せようというわけだ。

「新体操やシンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング)は好きだけど、やってみたいとは思わない」とフィギュアスケートと同じように表現力が求められる他競技への転向には興味を示さなかった。

 北京五輪のエキシビションではバキバキの腹筋を披露して世界中の度肝を抜いたトルソワ。その身体能力の高さは間違いないだけに、冬と夏の両五輪でメダル獲得という偉業も夢物語ではなさそうだ。