フィギュアスケートのアイスダンスで北京五輪を目指す“かなだいカップル”こと、村元哉中(28)と高橋大輔(35=ともに関大KFSC)が驚異の進化を遂げている。

 今季初戦となった米フロリダのローカル大会「レイバー・デイ・インビテーショナル」(9月)ではリズムダンス84・74点、フリー129・70点の合計214・44点をマークして優勝。国際スケート連盟非公認ではあるが、2位だった昨年の全日本選手権(151・86点)から60点以上もアップさせた。

 リズムダンスはヒップホップと和を融合させた「ソーラン節&琴」。複数の振り付けで高橋の意見が採用されている。フリーは昨年に引き続きクラシックバレエ「ラ・バヤデール」。こちらも見違える仕上がりだ。

 次戦はグランプリシリーズ第4戦NHK杯(11月12~14日、東京・代々木第一体育館)、1週間後にワルシャワカップ(同18~21日、ポーランド)と強行日程。その後、北京五輪選考会を兼ねる12月の全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)に出場し、全日本3連覇の小松原美里&尊(ともに倉敷FSC)組らと「1枠」を懸けて戦う。