陸上の世界選手権(15日開幕、米オレゴン州)の男子3000メートル障害に出場する三浦龍司(順大3年)は、冷静に自分を分析している。

 昨夏の東京五輪では日本人選手として49年ぶりの決勝進出を果たすと、日本人史上初の7位入賞。世界で確かな爪痕を残したが、今季はかねて「頭打ちになるのでは」と話すなど、強い危機感をのぞかせている。そんな中、10日に成田空港で行われた出国前取材では「自分のペースで走って行きたい」と控えめに語った上で「まず決勝に残ることは必須。東京五輪の再現ができれば最高かなと思う」と決意を述べた。

 今季はスピードと持久力の向上を目的に、専門外のレースにも出場してきた。先月末のダイヤモンドリーグでは、3000メートルで自己ベストの7分47秒98をマーク。ただ、順位は10位に沈んだことから「(本職の3000メートル障害で)タイムを出すのであれば、フラットレースの実力をつけなければと痛感した」と悔しさをにじませる。

 すでに視線の先は2年後のパリ五輪にある。本職でどこまで戦うことができるのか。まずは今大会で自分の立ち位置を確認する。