日本フェンシング協会が〝観光合宿〟を謝罪「信用を大きく毀損する可能性のある重大な事案」

2022年06月30日 14時05分

 日本フェンシング協会は30日、日本代表が助成金で観光したと指摘される問題に関して公式ホームページ上で謝罪と状況説明を行った。

 29日の「文春オンライン」で、フェンシング・エペの日本代表団が日本オリンピック委員会(JOC)から助成金も出ているにもかかわらず6月の沖縄合宿で観光やレジャーに興じていたと報じていた。この報道を受けて、同協会は「男女エペ沖縄合宿についての週刊誌報道に関するお詫びとご報告」と題した文書を掲載した。

 冒頭で「当協会に対する信用を大きく毀損する可能性のある重大な事案であると認識しており、このような事態に至ったことを深くお詫び申し上げます」と陳謝し、以下のように事実関係を公表した。

「当該合宿については、実施にあたり事前に提出されていた内容から、合宿直前に大幅な変更が生じていましたが、そのことが担当コーチから強化本部に報告されておりませんでした。従来、合宿は事前に提出された計画に沿って実施されるものとの前提に立ち、提出後の軽微なスケジュール変更については報告を求めておりませんでした。しかしながら今回のスケジュール変更は軽微とは言い難く、変更後の内容は当初提出されていた合宿の目的を達成すると判断し難いものでした。このことは合宿の事後報告書が提出される前に、週刊誌の報道によって我々の知るところとなりました」

 くだんの事実は同協会が強化本部にヒアリングしたことで確認され、助成金申請を伴う合宿の業務フローで先行が生じた場合には「チェック体制を強化することはもちろん、その他 顕在・潜在する課題を今一度精査し、早急に業務フローを再構築致します」としている。

 また、今後の対策として「合宿の派遣基準、企画内容の精査、合宿中・後の活動実態把握、そして活動実績が助成金申請に適する内容であるかの精査を改めて義務化・徹底します」「多くのサポートを受けて行う強化活動の透明性を担保し、健全な運用をはかるべく指導を徹底してまいります」と記した。

 今後は第三者委員会の立ち上げも検討し、選手らへヒアリングして責任の所在を明確にするという。

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