ロシアのウクライナ侵攻が続く中、元祖〝軟体女王〟に世界の注目が集まっている。米メディア「ページ・シックス」は情報筋の話として、ロシアのプーチン大統領が、愛人と言われる元五輪金メダリストのアリーナ・カバエワ氏と4人の幼い子供たちをスイスに隠していると報じた。

 情報筋は「プーチンがウクライナに対する攻撃を行い、罪のない市民を攻撃し、難民危機を引き起こしている間、彼の家族はスイスのどこかで非常に安全な場所にいる」。4人の子供は2人の男の子と双子の女の子で、プーチン大統領との間に生まれたという。

 カバエワ氏は2004年アテネ五輪の新体操個人総合で金メダルを獲得。驚異的な柔軟性を誇り、日本でも人気が爆発した。ウクライナメディア「フォーカス」によると、08年にロシアメディアがプーチン大統領との愛人関係を報じたが、政府はこれを否定。報じたメディアは閉鎖されたという。

 さらに、カバエワ氏は14年からメディア・グループの取締役会トップを務めているが、公の場にほとんど姿を現さず、コメントもしていない。

 その謎に包まれた女王が突然、口を開いたのが北京パラリンピックからロシア選手が除外された時だ。タス通信を通じて「世界のスポーツの歴史で最も恥ずべき事。多くの国際スポーツ組織の指導者は、長い間、様々な口実で全くスポーツマンシップに反する行為を行ってきた」と強い口調で国際スポーツ界を非難した。

 これもプーチン大統領の〝ご意向〟なのだろうか…。ロシアスポーツ界で絶大な権力を持つ軟体女王の動向からも目が離せない。