JOC三屋裕子副会長が年頭の覚悟「この日本で二度とスポーツを不要不急と言わせない」

2022年01月05日 14時39分

三屋裕子氏(東スポWeb)
三屋裕子氏(東スポWeb)

 コロナ禍でもスポーツは必要か――。昨年夏の東京五輪開催を巡り、そんな議論が方々で巻き起こったが、日本オリンピック委員会(JOC)の三屋裕子副会長(63)が2022年の年頭から「スポーツの意義」に踏み込んだ持論を展開した。

 JOC幹部らは5日、職員へ向けて年頭あいさつを行った。日本バスケットボール協会(JBA)の会長として数々の改革を手掛けてきた三屋氏は昨年6月にJOC副会長に就任。この日、山下泰裕会長に続いてマイクの前に立つと決意に満ちたスピーチを始めた。三屋副会長は新型コロナウイルスが蔓延し、緊急事態宣言下で日本のスポーツ界が停止した時期に「スポーツは不要不急なのか?」と自問自答したという。

「コロナは様々なものを分断し、孤立化させました。だからこそスポーツがアンダーコロナの中で、ものすごく重要な位置を占めているのではないか?と考えていましたが、なかなかその理解が進まず、本当に厳しい声の中でのオリンピックが開催されました」

 五輪は無観客で開催され、日本勢は金メダルラッシュ。結果的に成功に終わったことで「見事に選手たちが、この分断と孤立化の中でスポーツの持つ本当の素晴らしい意味を体現してくれた」と感銘を受けたという。

 スポーツの意義を確信した三屋副会長はJOC職員たちを「チームジャパンのけん引者」と表現。そして、最後は「自分たちがチームジャパンのけん引者として覚悟を持って『この日本で二度とスポーツを不要不急と言わせないぞ』と一丸となって頑張っていきたいと思います。どうぞ今年もよろしくお願いします」と力強いメッセージを送った。

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