韓国バレーボール男子の徐在徳(ソ・ジェトク=32、韓国電力)が何と43キロのダイエットに成功し、公式戦に出場したと話題になっていると、同国メディア「SPIKE」が伝えている。

 同メディアのよると、バレーの実力者として知られる徐は2019年9月から21年6月20日まで兵役についていたが、昨年末に休暇でチームを訪問した際の体重はまさかの130キロ。本人は最大138キロに達したと説明。兵役の間、夜食や間食などで体重が増加したという。

 さらに兵役を終えて6月21日にチーム合流した時点でも120キロあったという。これに指揮官は「在徳の状態を見てびっくりした。こんなにだとは思わなかった。在徳はすぐに体重が増える体質だった」と振り返ったように、すぐに競技に取り組めるような状態ではなかったようだ。

 ただ、そこからチームで猛トレーニングを重ねるとともに、食事にも配慮。再びコートに戻るため、懸命に体を絞り込み、ついには95キロまで体重を落とすことに成功した。身長194センチで最大体重の138キロから何と43キロのダイエットとなった。徐は「少し勤勉になればやせる」と笑ったという。

 14日には公式戦にも出場。さすがにジャンプ力も低下し、体力も落ちていたが、その後も試合に出場。16日の試合では両チーム合わせて最多となる15点を記録するなど、かつてのパフォーマンスを取り戻しつつあるという。

 そんな徐がダイエットした姿は同国内でも大きな話題となり、テレビ番組にも出演。「KBSニュース」は「2年ぶりに戻ってきたコート、バレーボールが恋しかった徐在徳はコートにしゃがむほど全力を尽くしてボールを打った」と紹介。徐は「何を食べたいか? 豚足が食べたいです」と答えたという。