言い訳は難しい…。愛知・名古屋アジア大会の閉会式が4日に行われ、16日間の熱戦が幕を閉じた。海外メディアを中心に〝グダグダ運営〟が批判された中で、偶然にもライバル国に目立った〝被害〟が集中した。

 今大会は序盤から宿泊施設やバスの輸送などで問題が多発。大会組織委員会の会長を務める愛知県の大村秀章知事は同日の会見で「競技運営は順調に進めることができた」と成功を強調した一方で「ご迷惑をおかけしたアスリートのみなさまには率直に申し訳なかった」と謝罪した。

サッカー男子の国旗掲揚で韓国国旗が上がらないハプニング
サッカー男子の国旗掲揚で韓国国旗が上がらないハプニング

 大会序盤にはバスケットボール男子決勝に挑む韓国が、バスの配送ミスにより午前中の練習をキャンセルする事態に見舞われた。輸送に携わる関係者は「バスの運転手はスケジュールの連絡が回るのが遅くて対応できないと嘆いていた」と指摘。ホッケー男子の韓国―バングラデシュ戦では、試合前の国歌斉唱時に誤って北朝鮮国歌を流して大騒動になった。

 中盤を迎えてもバスの輸送ミスにより、バレーボール男子1次リーグの試合開始時間が遅れるケースもあった。韓国も巻き込まれ、試合前練習が満足に行えなかったという。さらに終盤の3日にはサッカー男子で金メダルを獲得した韓国の国旗が、国歌斉唱時に掲揚されなかった。

 結局、今大会は韓国に絡むトラブルが多く発生。これには複数の大会関係者が「もちろん細かなトラブルはあったけど、今回に関しては韓国に関連した大きなトラブルが多かったように感じる」と口をそろえる。ある競技団体の関係者は「わざとじゃないだろうけど、ここまでいくとわざとって言われてもおかしくないよ」と苦笑いだった。実際に一部の韓国メディアは「意図的なのか?」と疑いの目を向けたほどだ。

 今大会の日本は過去最多となる269個のメダルを獲得。金メダル83個も最多だった。選手たちが自国開催で躍進を見せたが、運営面は最後まで改善されなかった。