ロシア・オリンピック委員会(ROC)代表として東京五輪に出場している競泳女子のユリア・エフィモワ(29)が、東京五輪が「不公平だ」と猛烈な批判を展開した。

 カナダ公共放送局「CBC」は、エフィモワがロシアメディアのインタビューに答えた内容を報道。「どこにも行けないことに腹を立てている。多くのアスリートが競技を中断している。これは不公平な五輪であり、誰もが競技できるわけではない」と不満を爆発させた。

 エフィモワは新型コロナウイルスの感染により出場できない選手が相次いでいることを指摘。さらに「私たちの世界では、お金がすべてを決定し、彼らはアスリートの利益に注意を払っていない」と中継局の関係で競泳の試合時間が午前中に設定されていることも糾弾。「夕方に決勝があったら、もっと良い結果が得られただろう」と不満タラタラだ。

 ここまでなら正論と言えるが、エフィモワはさらにこう続けた。「一番イライラするのは、ギフトショップに行けないことだ。行く頃には、もう何も残っていない。お土産を持ち帰りたいのに」。新型コロナの感染対策により移動制限で期待していたショッピングができず、競技が終わった後に行けたとしてもお目当ての品物はもう残っていないと怒りを募らせているのだ。

 規制が多くストレスがたまるのは分かるが、お土産が買えないことを批判するのは〝逆ギレ〟のような気もするが…。