偶然か、必然か。奇跡を成し遂げた2人の日本人アスリートが東京五輪の同日に〝共演〟しそうだ。その2人とは、男子ゴルフの海外メジャー「マスターズ」を制覇した松山英樹(29=LEXUS)、競泳の日本選手権で4冠を達成した池江璃花子(20=ルネサンス)。今、日本中で最も注目される〝旬〟なアスリートである。

 もともと東京大会の週末は興奮が凝縮された日程となっており、スーパーサタデー(土曜)、スーパーサンデー(日曜)と位置づけられていた。特に8月1日(日曜)は五輪の〝花形〟でもある陸上男子100メートル決勝、テニスの男子シングルス決勝、バドミントン女子シングルス決勝などが行われる注目度マックスの日。それに加えて同日には競泳女子4×100メートルのメドレーリレー決勝、男子ゴルフの最終ラウンドも予定されている。つまり、池江と松山が順当に勝ち上がれば「8・1」に出場、同時メダル取りも夢ではない。

 日程作成時には想定していなかったヒーロー&ヒロインの参戦で、日本にとっては〝ウルトラスーパーサンデー〟となったようだ。