米フロリダ州のジミー・パトロニス最高財務責任者(CFO)は25日、国際オリンピック委員会(IOC)に対し、開催が危ぶまれる東京五輪を同州で代替開催するよう検討を促す書簡を送付。これをツイッター上に公開すると、市民から猛批判を浴びた。

 書簡では、新型コロナウイルス感染拡大の状況下でも同州ではスポーツイベント開催を許可し、UFCや、NBAをバブル方式で開催をした実績を強調。ディズニーパークでの安全な運営実績も加え、同州の大会開催能力をアピールした。

 しかし同州もコロナ禍に苦しんでおり、すでに2万5000人以上が亡くなっている。この仰天オファーに、同氏のツイートには市民から「あなたはこの州のリーダーシップを変えなければいけない、いい例だ」「我々の税金とスタッフの時間をこの手紙を書くことに費やすなんて。NBAはたった22チームで最高でも関係者は440人だけ。現実を見て、パンデミックを止めて」「五輪招致なんてやめてください」とクレームが相次いだ。