【東京五輪】組織委 テニス全米オープン〝成功例〟のノウハウ吸収へ

2020年09月08日 16時20分

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(42)は8日、都内で会見を開き、米ニューヨークで開催中のテニス「全米オープン」のコロナ対策などを組織委として参考にする意向を示した。

 きっかけは車いすテニスの男子世界1位の国枝慎吾(36=ユニクロ)の協力姿勢だった。同大会の車いすの部(10~13日)に出場する国枝はNHKのインタビューの中で「現地で得たコロナ対策の知見を組織委とも共有したい」との意向を明示。この発言が組織委内で話題となり、アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストで組織委スポーツディレクターを務める室伏広治氏(45)がさっそく国枝とコンタクト。無観客の中、厳重な感染対策を施しながら今のところ開催が成功している同大会からあらゆるノウハウを吸収していく。高谷氏は「そういう(国枝の)気持ちをしっかり受け止め、実際に得られた知見をお役に立てられるよう努めていきたい」と話した。

 また、ドイツ・ハンブルクで開催のトライアスロン世界選手権など、他の国際スポーツ大会も徐々に再開のムード。組織委としては今後、人数制限などの対策を徹底した上で現地に視察へ行き「スポーツチームの所管を通じて、コロナ対策のガイドラインなど、どういった対策を取っているか?の知見を得るために神経を注ぐ」(高谷氏)と参考にしていくという。

 すべては来年夏の五輪開催を成功させるため。組織委の闘いはこれからが本番だ。