開催危ぶまれる東京五輪 バーチャル空間で一足先に五輪気分を満喫 桐生、張本とも対戦可能

2020年08月13日 12時53分

東京五輪公式ビデオゲーム「東京2020オリンピック The-Official-Video-Game-TM」

 1年後に延期された東京五輪は、感染再拡大で開催が危ぶまれている。そんな厳しい現実から離れた「バーチャル空間」では今、五輪の公式ビデオゲームが大人気。“五輪ゲーム”がファンをひきつけるものとは何なのだろうか。

公式ゲームソフトの「マリオ――」は人気キャラクターを起用して、子供や家族をターゲットにしている。「ファミ通.com」編集長の三代川正氏(41)は「(同作品は)ニンテンドースイッチの『Joy―Con』を使い、体を動かして楽しめます」。たとえばアーチェリーでは実際に弓を引くような動作が求められ「風の影響を受けやすいという要素もありますよ」と解説する。

 また、現代だけでなく、1964年東京五輪を懐かしいドット絵で表現しているのも特徴で「親世代も懐かしめたり、親子で楽しめるものを目指して作られたのでは」と分析した。

 一方の「東京2020――」はカジュアル層に向け、よりリアルな世界観を再現。セガ担当者によれば、自身のアバター(分身キャラクター)が、ゲームに登場する陸上男子短距離の桐生祥秀(24=日本生命)、卓球男子で五輪代表の張本智和(17=木下グループ)らと対戦可能で「ひと足先に五輪気分を味わっていただけます」という。

 この作品について、三代川氏は「『何で自分が五輪に出ているんだろう』という違和感が面白い(笑い)。出るはずないのに、競技で勝って表彰されている自分を見るとうれしくなるんですよね」と話す。世界記録に挑戦できることから「自分の新記録を出せば、今度は『(本番で)オリンピアンが挑む』という構図も楽しめます」。

“バーチャルVS現実”で世界レベルがどんどん向上するかもしれない。 (IOC/TOKYO2020/USOC 36USC220506.2019 IOC.All Rights Reserved. SEGA)