倉庫から衣料品を盗んだカリスマ店員の苦しい生活事情

2015年02月05日 11時00分

 JR新宿駅のルミネエスト新宿の倉庫からコートなどの衣料品を盗んだ疑いで警視庁新宿署は3日までに、窃盗の疑いで、同ビルに入るアパレル店の“カリスマ店員”勝又里紗容疑者(25)、同店員の韓国籍の高賢貞容疑者(24)、元店員の海江田廉容疑者(23)の3人を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年11月30日午後9時半ごろから翌12月1日午前1時ごろまでの約3時間半、倉庫を荒らし、他のアパレル店のコートやTシャツなどの衣類計25点(約109万円相当)を盗み出し、下北沢の古着屋などに転売した疑い。1着10万円のコートなどもあった。ルミネエストでは昨春以降、他のアパレル店の商品が盗まれる事件が少なくとも5回発生。被害総額は500万円以上になるとみて、3人の関連を調べる。

 ルミネ広報によると、「倉庫は各店ごとにスペースが仕切られており施錠もして管理していたので、他店の在庫スペースには基本的に立ち入れない。倉庫に行くまでに通行証などを提示する必要はなかったが、倉庫を含め館内には複数の防犯カメラを設置している」という。

 逮捕の一報が流れるとネット上には「里紗ちゃん一番好きな店員さんだったからショック!」「かわいくて好きだったのに」などとファンから嘆きと驚きの声が噴出。勝又容疑者は新作やオススメのコーディネートをブログで紹介するカリスマ店員として、ファッションに敏感な10~20代のギャル系女性から、モデルより身近なお手本として支持を集めていた。

 だが、いくら“カリスマ”とはいっても、「アパレルの給料水準は良くても月額20万~23万円の間。接客で着る洋服を買い取ったりほとんど手元に残らない」とアパレル関係者。

 勝又容疑者は昨秋、新築の賃貸マンションに移り住んだが、カリスマのプライドを保ったマンションも敷金・礼金ゼロ物件。まとまった貯金などなかったのだろう。調べに「給料だけでは足りず遊ぶ金が欲しかった」などと供述しているという。