ライフジャケットが命取りに?としまえんプール小3死亡事故で指摘

2019年08月16日 16時00分

 15日午後2時ごろ、東京都練馬区の遊園地「としまえん」のプールで、水面に浮かんだ遊具の下で埼玉県朝霞市の小学3年森本優佳さん(8)が溺れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。ライフジャケットを着用していた森本さんが、遊具の下に入り込んで出られなくなった可能性があり、警視庁練馬署が当時の状況や死因を調べている。

 練馬署やとしまえんの運営会社によると、森本さんが発見されたのは子供向けプール「ふわふわウォーターランド」内の、空気で膨らませた浮島の「ビッグアイランド」付近。水深は1・2~1・9メートルで、遊ぶ際にはライフジャケットを着用する。

 15日は監視員が7人おり、常時プールサイドから様子を見ていたという。正午と午後2時には水中を確認する定時点検があり、午後2時の点検で見つかった。森本さんは両親や妹と訪れていた。

 運営会社は16日のプールの営業を中止する。ふわふわウォーターランドについては事故原因が判明するまで当面閉鎖。「警察による調査が行われており、全面的に協力してまいります」とのコメントを出した。

 毎年、ふわふわウォーターランドを利用している9歳の子供を持つ男性は「高くジャンプして飛び込む遊具もあるので水深が深く、プールの底に足がつかない。遊具のマットの厚さは30センチ以上あるし、つるつるするし、子供は1人で水面から遊具に上がれないです。だから、ずっと付きっきりです」と語る。

 何より怖いのは、命を救うはずのライフジャケットだという。

「ライフジャケットを着用して水に入ったことがある人なんてほとんどいませんよね。ビックリするぐらい浮くんです。浮力が強すぎて、まったく水に潜れない。だから、もし遊具の下に入り込んでしまったら、ライフジャケットの浮力で遊具の底に張り付けられてしまい、子供の腕力、泳力では脱出できないでしょうね。大人でも潜り直して脱出できないでしょうね」と同体験者は話している。