第2次大戦の終戦(1945年)後は、白米に麦やサツマ芋を混ぜて炊いて食べていた。しかし、経済成長と共に貧困から抜け出すと、白米だけを炊いた飯を誰もが食べられるようになった。それまでの飯と違って、まぶしいような白米だったので、これを「銀飯」と言った由。最早、死語ではあるが。

 米の飯は、味が淡白で旨くヘルシーで、どんな副食物にも合うので、「女房と米のメシには飽かぬ」という諺があるのだろう。

 その女(房)も、色が白いほど綺麗に見える。「色の白いは七難かくす」という言葉もある如く、「目や鼻、口に少々の欠点はあっても、色の白さが、その欠点は無しにしてくれる」という意味だ。

 逆に「なすと男は黒いのがよい」という諺もある。男は筋肉質で色黒の方が、健康的でよい、という意味だ。

 昭和60(1985)年前後に活躍し、2回の優勝(1回は全勝)経験のある名大関・若嶋津は色黒で細くて筋肉質で動きが素早かったので「南海の黒豹(ひょう)」と呼ばれた。「南海」は彼が鹿児島県種子島出身だったからの命名だろう。歌手の高田みづえさんと結婚したことでも有名。

「なすは黒光りしているものが新鮮でよい」が、熱帯インド原産なので、体を冷やす。食べる時は、味噌と炒めて食べるとか、漬物にして食べるとよい。

 ◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は生島ヒロシ氏との共著「70代現役!『食べ方』に秘密あり」(青春出版社)。