このところボクシング帰りにスーパーで焼き鳥を買って、ハイボールで飲むことに凝っている。スーパーの焼き鳥はイマイチと思っていたが、温め方を工夫したら、「うまっ!」となり、やたらリピートしている。
工夫といっても、ホンのひと手間加。レンジで温めた後、トースターで約30秒から1分加熱するだけ。表面の余分な水分が蒸発し、焼く時に生じるピラジン類の香ばしさがよみがえるのだ。特に時間がたつと、ぶにょっとした食感になる鳥皮はマスト。お店の味とまではいかないが、焼くことでパリッとなり、おいしさがアップする。
すぐに焼き鳥をパクつきたいところだが、まずはハイボールを。この時、かる~く深呼吸してから飲むのがベター。これによって、焼き鳥の香ばしさをより鮮明に感じられるようになる。
そして、ひと口目は、チビチビではなく少し多めに飲むのがコツ。口の中全体に行き渡らせることで、舌が整い、その後に食べる焼き鳥の旨味や香りがくっきりと立ち上がる。最初のひと口は、「味覚を目覚めさせる準備運動」でもあるのだ。
また、ハイボールに含まれる炭酸は、口から鼻へと香りが抜ける「レトロネーザル経路」を刺激し、焼き鳥の香ばしさをより鮮明にしてくれる。加えてアルコールと炭酸が、鶏肉の脂をきれいに洗い流し、旨味や香りを際立たせるという嬉しい効果も。科学的に見ても、ハイボールは焼き鳥にとって、最高の相棒といえる存在なのだ。
ハイボールは市販のものでもいいが、自宅で作るならぜひ強炭酸で作ってほしい。喉越しが良くなるのはもちろん、ウイスキーの香りがより一層楽しめる。私はおいしいハイボールを飲みたいがために、炭酸メーカーを買ったほど。そのくらいハイボールは、炭酸が味を左右する。
これらを実践するだけで、スーパーの焼き鳥×ハイボールがごちそうになる。物価高が止まらない今、科学的根拠のある方法で安価な食材で家飲みのレベルをアップさせよう。












