岸田文雄首相が14日夜の会見で、銃弾に倒れた安倍晋三元首相の国葬を今秋にも行うと明かした。それ以降、ツイッターでは関連ワードが続々とトレンド入り。ツイッター利用率が高い若年層の間でも話題のようだが…。

 会見前の12日午後1~6時までは「#安倍晋三の国葬に賛成します」が、トレンドワードランキングでトップ10入りしていた。最高位は午後3時の4位。午後6時まで3万6000件余りツイートされた。

 ところが岸田首相会見後の14日午後8時には、真逆の「#安倍晋三の国葬に反対します」がいきなり2位にランクイン。深夜0時まで2位と3位あたりにとどまり、15日午前1時は6位。午前3時までトップ50入りした。その時点までのツイートは、実に20万件近くに達していた。

「国葬っておいくら万円くらいかかるの? アベさんありがとうって言ってた人たちに出してもらえばいいわ。明日、食べるものもない人からもむしり取った税金から葬式出すな」「国会議員と賛同する奴らだけで寄付金集めて勝手にお別れ会すりゃいい」などのツイートがバズった。

 15日早朝から夕方前までは「全額国費」「アベノマスクの契約めぐり」「安倍元総理の国葬」というワードが代わってトップ50入り。アベノマスクをめぐる納入業者とのやり取りで、国側は「文書が存在しない」としていたが、14日の裁判で一転、100通以上メールが見付かったと明らかにしたウェブ記事は、午前8時までに1万5000件余りリツイートされた。

 15日午前1時すぎには、元BOØWYのドラマー・高橋まことが「先ずは国葬に相応しい人物だったのかの検証から始めてみてはどうでしょう!?」とツイッターで指摘。朝の生情報番組で「全額国費っていう点が議論になるのかな」などとコメントし、ウェブニュースになったお笑い芸人・カズレーザーの名前も、午後に一時トレンドワードトップ30入りしている。