参院選(10日投開票)にNHK党から立候補しているガーシーこと東谷義和氏(50)が、ついに〝襲撃〟された。千葉・新松戸駅前で6日に行われたNHK党の街頭演説会で、東谷氏の選挙カーがスプレーでいたずらされる被害に遭い、ドバイにいる本人も警戒態勢を敷いている。

 新松戸駅での立花孝志党首(54)の街宣は、東谷氏の顔がプリントされた選挙カー、通称〝ガーシー号〟で行われた。立花氏が選挙カーの上で演説していたところ、サングラスにリュックを背負った中年の男がスプレーを持って、車の後部、側面にプリントされた東谷氏の写真を塗りつぶしたのだ。

 立花氏は即座に「選挙妨害だから、現行犯で私人逮捕して!」と110番通報。「暴力団関係者か? お金をもらってきたか分からないが、どこの人間だ?」と問いかけたが、男は「余計なお世話だ」と答えず。そのまま駆け付けた警察官に身柄を拘束され、近くの派出所に連行された。

 ポスターを破られたり、ヤジや暴言などの選挙妨害には慣れている立花氏だが、スプレーでの襲撃は過去にない。それも演説している目の前で繰り広げられた暴挙に「スプレーを持ってきた時点で、計画性がある。ケガ人が出なくて良かったが、本当に戦う政党はこうなる。腐った権力、不当な妨害には負けない」と話した。

 事件を受け、東谷氏はドバイからのユーチューブライブ配信で、「知り合いからいっぱいライン来た。ホンマに命、気を付けてねと。オレのことを爆破するとか刺すとか言って、脅迫しているヤツがおるらしい。ドバイまでホンマに来るのかと。過激なヤツが投票日に近づくにつれ、増えてくる気がします」と話し、外出する際は1人で歩かないようにしているという。

 また東谷氏は、ツイッターのアカウント凍結やユーチューブの動画が一部削除されたのを受け、アンチによる通報が相次いでいる事情を明かした。

 これまでのアンチコメントはすべて控えていたという。「アンチは全員晒します。警察にも通報します。悪質なものに関しては民事や刑事で訴える。覚悟しとけよ」とすでに弁護士とも連絡を取って、アンチにも宣戦布告。敵対勢力との全面戦争に突入した。