れいわ新選組の山本太郎代表(47)は15日、国会内で会見し、参院選(22日公示、7月10日投開票予定)のマニフェストを発表した。昨年の衆院選に続き、消費税ゼロに続き、物価上昇の緊急対策として、ガソリン税ゼロや季節ごとの10万円現金給付を掲げた。
 
 14の項目からなるマニフェストで、緊急対策の3本柱となったのは「消費税・インボイス廃止」「ガソリン税ゼロ」「季節ごとの10万円給付」だ。

 消費税ゼロ、廃止はれいわの旗揚げ時から掲げている政策の一丁目一番地。円安、物価上昇が続いている中で、その影響は消費税3%増税に匹敵するとして、「廃止しかない」と力を込めた。

 また高値が続くガソリン価格に対しては、「価格が安定するまでガソリン税ゼロが一番シンプルで効果的」と強調。3番目に掲げた「季節ごとの10万円給付」は新たな施策で、春夏秋冬の季節ごとに10万円の現金一律給付だ。

「消費という部分を喚起し、人間らしい生活を送るためにも今はこのようなボーナスを出していく。シーズンボーナスです。必要な物を買ってください、食べたいものを食べてください、使い道はあなたの意思で」(山本氏)

 掲げた政策を実施する財政規模は100兆円で、「これくらいやらないと日本は立て直せない」と山本氏は訴えた。キャッチフレーズは「『日本を守る』とは『あなたを守る』ことから始まる」とした。