空前の釣りブームに漁業関係者が〝泣き〟 巣ごもりから解放で…マナー違反続出

2021年05月05日 13時00分

 新型コロナウイルス禍でも3密回避ができて家族でも楽しめる釣りがブームになっている。

 釣りジャーナリストは「3密が回避できる釣りがストレス解消できるとあって、家族連れだけでなく、若者や女性が新規参入して、空前の釣りブームが起こっている。釣り用品メーカーも売り上げを伸ばしてます」と語る。日本生産性本部が発行する「レジャー白書」によると、近年の釣りブームはバブル崩壊後の1999年後半で、当時の釣り人口は2020万人と推測された。木村拓哉や反町隆史ら芸能人がブラックバス釣りに熱中したことがブームの背景になった。しかし、パソコンやケータイの普及で出費が増えたことや、ブラックバスの外来種問題でブームは続かなかった。

 2018年には釣り人口は620万人に落ち込んだ。しかし、コロナ禍で20年には、3密を回避できるマリンレジャーに注目が集まって釣り人口が急増。日本マリン事業協会が今春、「空前の釣りブームが到来した」と発表した。

「巣ごもり状態になった家族が3密を回避できて、家族とのコミュニケーションも取れる釣りにハマった。家族連れだけでなく、初心者の若者や女性も増えて、平日でも全国各地の釣り場はにぎわってます」(釣りジャーナリスト協議会関係者)

 その一方で、釣り客のマナー違反が社会問題になっている。

「釣りをしながら夜通し港で酒盛りをして大騒ぎしたり、場所によっては入漁料を払わなければならないのに払わないで釣りをする。こういう釣り客は論外ですが、違法駐車や迷惑駐車。それにゴミのポイ捨て。トイレ以外のところで用を足す。地元の漁業関係者は頭を痛めています」(漁業関係者)

 緊急事態宣言下のゴールデンウイーク、首都圏では3密を避ける釣り客の増加が予想される。マナーだけは守ってほしい。

【関連記事】