ネットオークションに珍品次々…破格値続出のウラにコロナ禍

2020年05月12日 16時24分

 これも、コロナの影響なのか?

 警視庁戸塚署は11日、フンボルトペンギンの剥製をインターネットオークションで売買したなどとして、いずれも古物商の埼玉県川口市の男(57)と、松山市の男(41)の2人を種の保存法違反(譲渡など)容疑で東京地検に書類送検したと発表した。

 南米に生息するフンボルトペンギンは、日本の動物園や水族館で人気があるという。ただワシントン条約で商業目的の国際取引は原則禁止。種の保存法では、気候変動で個体数が減少しており、絶滅の恐れがあるとして取引は禁止とされている。

 捜査関係者によると昨年9月、川口市の男がフンボルトペンギンの剥製をネットオークションに出品。松山市の男が約1万2000円で落札し、購入した。2人とも容疑を認めており「珍しいし、高く売れると思った」などと供述。川口市の男は「剥製は都内の市場で3000円で買った」などと話しており、同署が流通経路を調べている。

 実は最近、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、希少な商品が数多くオークションに出回る傾向が強いという。フンボルトペンギンのような違法な売買は、手が後ろに回ってしまうが、合法な“お宝”が見つかることも多いという。

 その理由について、あるネットオークションサイトの運営者は「緊急事態宣言が延長され、家にこもってネットを見る人が増えた。宣言前と比べてサイトの閲覧数が倍増している」と指摘する。また当座の現金が不足している人も多いため、“お宝”をネットオークションに出品するというのだ。

 最近、破格の値段で出回っているのが中古車。長年、中古車業界で働く50代の男性は「日本の中古車は海外で需要が高い。でも今は海外のバイヤーが日本に来られない。輸入禁止措置を取っている国もある。そうした中、レアな車が破格の値段で売り出されている。バイヤーが手に入れて、再び資産価値が上がるのを待つ可能性もある」と明かした。

 自分のお宝を手放す人は今後も増えそうだ。