宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、探査機「はやぶさ2」が、小惑星りゅうぐうの表面に金属弾を撃ち込む世界初の実験に成功したと発表した。小惑星の上空で分離した「衝突装置」が爆発した勢いで発射された弾が小惑星に当たり、岩石などが宇宙空間に噴出する様子をカメラが捉えた。

 JAXAの津田雄一准教授は記者会見で実験の成功を報告し、「宇宙探査の新しい手段を確立した」と話した。狙った通り人工クレーターができたかどうかは、探査機が上空から近づいてカメラで確認する必要があり、この作業は4月下旬までかかる見通し。津田氏は噴出物が見えたことで「クレーターができた公算が大きい」としている。

 小惑星は天体同士の衝突でできたと考えられている。金属弾をぶつける今回の実験はこの過程をごく小規模に再現することになり、小惑星の形成過程を知る手がかりになりそうだ。クレーターができていれば5月以降に着陸し、地下にあった岩石の採取を目指す。

 この偉業に対して、疑問を呈するのはUFO研究家の竹本良氏だ。

「今はまだ宇宙人がいない科学が主流だが、宇宙人のいる科学があってもいいだろう。なるほど宇宙人なしの科学体系では、宇宙で核実験やろうが衝突実験やろうが構わないかもしれない。だが、宇宙人ありの科学体系ではいかがなものだろうか?」

 ひょっとして、りゅうぐうが何らかの宇宙人の“領土”で、厳格な監視、管理体制があるかもしれない。

 竹本氏は「小惑星といえども、人工的な地質破壊をもたらすことがチェックに引っ掛かる可能性があるということだ。宇宙人にピピッ!と警告されないことを祈るしかない。りゅうぐうはパンドラの箱、いや竜宮城の玉手箱なのかもしれない」と心配している。