Jリーグでも活躍した元ブラジル代表で昨年末に中国スーパーリーグの上海上港を退団したフッキ(34)が、フェイクニュース騒動に見舞われた。

 フッキは24日、ウェイボーに「私は最近、日本メディアからのインタビューを受けたことはなく、報道されているニュースはフェイクです。中国サッカー、ファン、関係者への思いは愛情に満ちており、中国での日々は大変いい思い出でいっぱいです。私には法的措置を取る権利があります」と声明を発表した。

 というのも、この投稿より前に、「フッキが日本メディアのインタビューで中国サッカーの暗部を暴露した」などというネットニュースが中国で報じられた。新浪体育などによると、内容は「中国リーグはめちゃくちゃで、勝つためには何でもする。上海上港は審判からも守られており、ペレイラ監督は点を取るためには審判も欺けと指示した」などというもの。しかし日本では一切報じられておらず、出典もないため、多くのメディアは中国で作られた偽ニュースと位置づけている。

 フッキは長年同国で活躍しファンも多いとあって、反響は大。「フッキを信じよう」「捏造する馬鹿がいるもんだ」というコメントの一方で、「いや、本当に中国リーグは腐敗しているから」「本当のことじゃないか!」と、自国リーグに批判的なコメントも目立った。