サッカーの元ブラジル代表のスーパースターが転落人生で約200億円がスッカラカンに!?

 かつてブラジルのエースとして活躍したロナウジーニョ氏(39)が、偽造パスポートでパラグアイに入国したとして逮捕された。ブラジルのテレビ局「グローボ」によると、自著の出版イベントに出席するため同国を訪問したロナウジーニョ氏と、札幌でもプレーした兄で代理人も務めるアシス氏(49)が首都アスンシオン近郊のホテルで警察に逮捕されたという。

 地元メディアによると、2人は2015年に環境規制法違反で罰金刑(約2億円)の有罪判決を受けたが支払いを滞納し、国外逃亡の恐れがあるとして、18年にブラジル当局からパスポートを差し押さえられていた。

 ロナウジーニョ氏はブラジル代表として02年日韓W杯に出場。スペイン1部バルセロナ所属時代の04、05年には2年連続で国際サッカー連盟(FIFA)年間最優秀選手賞を受賞するなどサッカー界のスーパースターとして知られる。だが、引退後はトラブルも多く、裁判沙汰になる騒動を何度も起こしてきた。さらに60以上の不動産を所有し、近年は仮想通貨のプロジェクトを設立するなど投資にも積極的だったが、事業が次々と失敗して借金苦に。18年にパスポートとともに銀行口座を差し押さえられた際、残金がわずか25レアル(約600円)だったことも話題になった。

 サッカー界の頂点を極めた現役時代の総年俸は約100億円。スポンサー契約など副収入も含めた生涯獲得収入は約200億円以上とみられる。それがたった数年で底をつき、ついには逮捕される事態にまで陥ってしまったのだ。驚くべきスピードで人生を転げ落ちたロナウジーニョ氏は改心できるか。