日本代表の森保一監督(53)が、カタールW杯(11月開幕)に向けて新戦力の抜てきは限定的になる可能性を示唆した。

 欧州視察中の11日にオンラインで取材に応じた指揮官は、今後の強化方針に言及。最終テストの場となる国際Aマッチデーの6月と9月の親善試合における新戦力の登用について「プラン的には主に2つある。一つは、これまでスカウティングはしていて招集していなかった選手を代表の戦力として招集して、試合や練習で見てその後を考える場。(もう一つは)いわゆる常連として招集してきた中で」と選択肢を示した。

 ただ「残りのW杯までの期間を考えると6試合しか、あと2回の活動しかない。そこまで広げていけるのか考えないといけない。これまでのW杯の開催日程なら大会前にキャンプをできたり、親善試合などで戦力を見極めながら戦術的にも落とし込む時間も取れたが、今回のカタールW杯は週末まで試合をして、そこからカタールに集まって1週間も経たないうちに大会が始まる、前例のない大会になる」と新戦力の登用を意識し過ぎて、現有メンバーの連係や戦術を深化できないことを危惧。

「当初はラージグループを広げてより多くの選手を呼んで、2チームつくって2試合ずつ試合をすることを考えたが、そんな余裕があるのかどうなのか」と新戦力の大幅な抜てきには消極的な姿勢を示した。

「この前の26人に加え、MF鎌田、MF堂安、FW前田(を加え)、それだけで29、30人になる。そこからどう広げるのか。40人、50人になって意義があるのか。日本のサッカーのベースを考えていかないといけない」と強調した。

 W杯に向けて強化の場が限られる中で、最終予選を戦った常連組が中心となりそうだ。