サッカー日本代表MF三笘薫(29=ブライトン)は、来年1月に開幕するアジアカップ(サウジアラビア)に出場するのか――。5月に負った左太もも裏負傷から復帰が近づいている中、元日本代表FW武田修宏氏(59=本紙評論家)は慎重な姿勢を示した。

 三笘は5月9日のウルバーハンプトン戦で左太もも裏肉離れを発症し、北中米W杯はメンバー外。今季は未出場だが、ブライトンの地元メディア「サセックス・ワールド」によると、ファビアン・ヒュルツェラー監督は、11月の国際Aマッチ期間明けとなるアウェーのハル戦(11月22日)でピッチに戻る見通しを示唆した。

 復帰がずれ込んでいるが、約6か月半ぶりの公式戦からコンディションを上げ、試合勘を取り戻していけば、アジアカップに出場できる計算も立ちそう。しかし、武田氏は「三笘に関しては無理をする必要はない。これからのサッカー人生を考えても、じっくり治すことを代表より優先してもいいのでは」と持論を展開した。

 というのも「ケガがケガだけにね。治っても、またやってしまう可能性が高いケガだと思うので」。太もも裏肉離れは、一般的に30~40%ほどという高い再発率だとされている。いったん完治しても国際大会で大きな負荷がかかると、どうなるかわからない。実際、同じ部位で負傷を繰り返して苦しむ選手も少なくない。

 今後のキャリアを崩さないためにも、細心の注意が必要。最終判断は、メディカルスタッフの意見を踏まえて森保一監督が下すが…。日本が誇るドリブラーの復帰状況とともに、代表で自身最後のさい配となる指揮官の判断も注目されそうだ。