世界最優秀選手賞「バロンドール」(フランスフットボール誌選定)の授賞式(26日=日本時間27日、英ロンドン)が開催。選考の責任者が舞台裏を語った。

 イングランド代表FWハリー・ケイン(33=バイエルン・ミュンヘン)が初受賞。3大会(リーグ、CL、W杯)で得点王となったフランス代表FWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)は2位とし、北中米W杯を制したスペイン代表のMFラミン・ヤマルが3位で、4位はスペイン代表MFロドリ(ともにバルセロナ)。5位はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(マイアミ)だった。

 この結果に「フランスフットボール誌」の編集長であり、バロンドール選考委員会の責任者でもあるバンサン・ガルシア氏はフランス紙「レキップ」チャンネルに出演し「今年は有力な候補者が何人もいました。中でも最も僅差だったハリー・ケインとキリアン・エムバペの差は、本当にわずかでした。ケインとエムバペの得票差は2024年のロドリとヴィニシウスの差よりも小さいです。あの時は41ポイントでしたが、それほど大きな差ではありませんでした」と解説した。

 ケインがBミュンヘンでタイトルを獲得している一方、エムバペはRマドリード無冠。さらに北中米W杯3位決定戦でイングランドがフランスに勝利したことなどが影響したとみられている。

 さらに同編集長は「投票結果を分析すると、W杯優勝を果たしたスペイン代表ではロドリとヤマルの間で票が分かれていました。今回の投票ではロドリがラミンから票を奪いました。スペインはチームとして戦ったため、選手個々の活躍を際立たせるのは困難でした。ヤマルはW杯優勝経験者ながら1ゴール。しかもケガを抱えて出場していたことを考えると、審査員はスペインの選手たちを区別し、特定の選手を際立たせることに苦労したと言えるでしょう」と指摘していた。