森保ジャパンでDF長友佑都(35=FC東京)が〝不動〟となっている左サイドバックのスタメンがいよいよ変わるのか――。

 カタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦(24日、シドニー)に勝利すれば、7大会連続のW杯出場が決定する森保ジャパン。注目が集まる左サイドバック争いでレギュラーを狙うDF中山雄太(ズヴォレ)が22日に取材に応じた。

「途中出場が多いけど、もちろんスタメンを狙っていくのは大前提としてやる」と強い覚悟を見せる中山。ライバルの長友は今季のFC東京で右サイドで起用されており、負傷で辞退したDF酒井宏樹(浦和)の代役となる可能性もあるが「佑都くんが右サイドで出場しているのは知っているけど、僕自身も自チームでは真ん中でやっている。スタメンを強い気持ちで取りにいく姿勢は変わらない」とコンバートで転がり込んでくるのではなく、あくまで長友とのシ烈な争いを制して左サイドバックの座を奪取する覚悟だ。

「誰がというより、僕自身がしっかりといいプレーをして、勝ち点3をもぎ取る一員になりたい」と大一番に向けて心身ともに準備を整えている。

 頼もしさを増す東京五輪世代の若武者が、勝利とともに世代交代の時を告げる。