カタールW杯アジア最終予選の中国戦(27日)とサウジアラビア戦(2月1日)に臨む森保ジャパンが前10番のMF中島翔哉(27=ポルティモネンセ)を招集する可能性が出てきた。

 日本代表は攻撃的MFに負傷者が続出しており、昨年11月の予選で救世主的なパフォーマンスを見せたMF三笘薫(24=サンジロワーズ)が足首を負傷し、主力のMF堂安律(23=PSVアイントホーフェン)も眼窩骨折のため戦線離脱中と、予選への出場が危ぶまれている。

 そんな中、昨年2月に足首の脛骨骨折など大けがを負った中島が復活気配。13日のポルトガルカップ準々決勝でも華麗なゴールを決めた。Jクラブの強化担当者は「森保監督は中島みたいなタイプが好き。チーム立ち上げ当時は中島がけん引していたわけだし、当然、プレーできるようになれば呼ぶでしょう」と指摘し、代表復帰は確実という。

 中島が得意とする代表の左サイドは、MF南野拓実(リバプール)が代表では好パフォーマンスを発揮できず、今季好調のFW古橋亨梧(26=セルティック)も負傷を抱え、復帰のメドが立っていない。思うようなメンバーを集められない状況の中、中島が森保ジャパンのキーマンになりそうだ。