20年は冨安推し 東京五輪のキーマンはこの選手

2020年01月07日 16時30分

日本代表DF冨安に注目

【ゾノの焦点! 前園真聖】2020年の日本サッカー界で注目しているのは日本代表DF冨安健洋(21)です。19歳だった18年1月にJ2福岡からベルギー1部シントトロイデンへ移籍し、定位置を確保すると、昨夏にはイタリア1部ボローニャに移籍をして、順調なステップアップを果たしています。

 22年カタールW杯アジア予選を戦うA代表にも定着し、欠かせない戦力に成長しました。彼の特長は対人や空中戦での強さ、そして的確なカバーリングなどの判断力です。さらに移籍したボローニャでは本職のセンターバックとともにサイドバックとしてもプレーするように、器用さも持ち合わせています。今後のさらなる躍進が期待される大器なのですが、注目する理由は、メダル獲得が求められている東京五輪のキーマンと考えているからです。

 本大会ではOA選手3人が加わるものの、原則23歳以下の若い選手で戦うため、どうしても国際舞台の経験値が足りません。これまでも海外を主戦場とする五輪世代の選手はいましたが、いずれも攻撃的なポジションの選手ばかり。今回もMF久保建英(18=マジョルカ)やMF堂安律(21=PSVアイントホーフェン)らがいる中、守備陣ながら若くして海外に進出した冨安がいれば、DFラインが引き締まり、チームに安定感をもたらすのは間違いありません。東京五輪に臨むチームは「史上最強」とも言われています。欧州組の五輪参戦はまだ確定していませんが、冨安を招集できるかどうか。クラブとの交渉は金メダル獲得の前哨戦と言えそうです。

(元日本代表MF)