【J1】神戸新監督・三浦淳寛氏 よぎる16年名古屋〝小倉隆史氏の悪夢〟

2020年09月25日 17時11分

J1神戸・三浦淳寛新監督

 J1神戸の新監督に就任した元日本代表MFの三浦淳寛氏(46)に不安要素が浮上している。

 前監督のトルステン・フィンク氏(52)は家庭の事情を理由に21日付で退任。急きょ後任選びに迫られたが、2018年からスポーツダイレクター(SD)としてチーム強化を担った三浦氏に落ち着いた。神戸の立花陽三社長(49)はオンライン会見で「18年からSDで目指すサッカーの継続性やチーム、選手の特性を知っており、一番適任である」と強調した。

 日本における無回転FKの先駆けでもある三浦新監督は、15年に日本サッカー協会公認のS級ライセンスを取得しており、就任に問題はない。ただこれまで指導者経験がなく、監督手腕は未知数。それだけに、あるJクラブ関係者は「あの監督と同じようにならなければいいが…」と話す。それは16年にJ1名古屋を指揮した元日本代表FW小倉隆史氏(47)が似たようなケースだったからだ。

 小倉氏は15年に名古屋のGM補佐に就任し、翌年に指導者経験のないままGM兼任で監督を任されたところ、17戦未勝利の不名誉な記録をつくってシーズン中に解任。そのまま名古屋はクラブ史上初のJ2降格となった。もちろん状況は異なるが、超過密日程の中でフル回転は難しい元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)の起用法など、神戸ならではの難しさもある。

 小倉氏以外にも、名選手が指導者経験もそこそこにJ1クラブの監督に就任して苦戦するケースは少なくない。26日の札幌戦から指揮を執る新人監督は、現在リーグ戦11位のチームをどう導いていくのか。