プロレス界の王VS狂犬が本格開戦だ。6日の大田区大会、鈴木みのる(51)は8人タッグ戦で前IWGP王者オカダと対戦。連夜の激闘で首から肩にかけてテーピングを施したオカダに狙いを定めたタイチが、飯塚高史から受け継いだアイアンフィンガーを食らわせたところで反則負けとなった。

 試合後もリング上が荒れ模様となる中、前夜にみのるのゴッチ式パイルドライバーでKOされたIWGP・USヘビー級王者ジョン・モクスリー(34)が登場。みのると対峙するや、エルボー、張り手の打ち合いから、必殺のデスライダー(高角度ダブルアーム式DDT)を決めて満足げにリングを後にした。

 それでもみのるは「ジョンのクソガキ、しびれるじゃねえか。戦争の始まりだ。ただで日本から帰れると思うなよ!」と絶叫。さらに「殴られると気持ちいいの知ってる? ヒャハハハ」と高笑いした。モクスリーも「これは戦争だ。避けては通れない」とほえたが…。新たな獲物を見つけたことで、最も危険な男のスイッチを入れてしまったのは確かなようだ。