今年で48回目を迎えた東京スポーツ新聞社制定「2021年度プロレス大賞」選考委員会が13日にオンラインで行われ、最優秀タッグ賞は新日本プロレスのタイチ(41)、ザック・セイバーJr.(34)組、殊勲賞は全日本プロレスのジェイク・リー(32)、敢闘賞はDDTの竹下幸之介(26)、技能賞は新日本プロレスのグレート―O―カーンがそれぞれ初受賞となった。初受賞者が続出し、令和のプロレス界に新しい風が吹き始めた。

 技能賞は新日本プロレスのグレート―O―カーンが初受賞。2021年度の選考委員会で最多となる7選手がノミネートされ、ドラゴンゲート・YAMATOとの決選投票で過半数の11票を獲得した。
 昨年10月に凱旋帰国したオーカーンはウィル・オスプレイらと「ユナイテッド・エンパイア」を結成し新日本マットで独特の存在感を放った。初出場の「G1クライマックス」では好試合を連発。ザック・セイバーJr.との公式戦では、高度な関節技の応酬を繰り広げた。

 さらに11月大阪大会では矢野通とのKOPW争奪戦で「アマチュア・レスリングマッチ」に挑むなど、怪奇派の風貌からはどう見ても想像もできない幅広いファイトスタイルを披露し、技術の高さを証明した。

 選考委員会では高度なレスリングテクニックに言及した一部選考委員が、なぜか全く無関係の岡倫之の名前を出し、オンライン上で騒然とした空気が漂った。SNSやメディアを駆使した発信力も他のレスラーと一線を画し、前例のないレスラー像をつくり上げたことも評価ポイントとなった。

 リング内のタイトル獲得よりも先にプロレス大賞に名を連ねたオーカーンは「技能賞? MVPではなくか? お目が高いのか、腐っておるのか分からんな。ま、東スポの手のひらを返すのは得意なんじゃ。それに全ての賞を支配するつもりゆえ、今年は技能賞ぐらいを受賞しておいてやる」と豪語。歴史あるプロレス大賞においても帝国の支配が始まった。