RIZIN FFは30日、格闘技イベント「RIZIN.36」(7月2日、沖縄アリーナ)に出場予定だった朝倉海(28)が、ドクターストップにより欠場すると発表した。

「右第2中手骨骨折後変形治癒偽関節」による激痛があり競技が不可能な状態で、緊急手術が必要との診断を受けたという。直前まであらゆる治療を受け試合出場に向け調整を続けていたが、無念の欠場となった。

 メインでヤン・ジョン(韓国)と対戦予定だった海の代わりに、昇侍が緊急出場する。

 海は主催者を通じ「今回、拳の負傷により欠場させていただくことになりました。RIZIN関係者の皆さま、対戦予定だったヤン・ジョン選手、本当に申し訳ございません。そして、僕の復帰戦を楽しみにしてくれていたファンの皆さんにも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪のコメントを出した。

 さらに「昨年の大みそかに痛めた右の拳を試合に向けた練習の中で再び痛めてしまい、試合に出場するために注射や麻酔で痛みを抑えながら練習を続けていたのですが、直前でさらに悪化してしまいました。手術する以外は治す方法はないと診断され、今後のことも考えて欠場させていただくことになりました。直前の発表となってしまい、誠に申し訳ございません。治療に専念し万全な状態で再びリングに戻れるように努めたいと思います」とした。

 海は昨年大みそかの「バンタム級トーナメント」に出場。決勝で扇久保博正に敗れ優勝を逃したが、準決勝の瀧澤謙太戦で右拳を骨折していた。