ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(27=大橋)が31日(日本時間11月1日)にラスベガスで行われるWBO同級1位のジェイソン・モロニー(29=オーストラリア)戦に向けた練習を17日に打ち上げた。

 国内で最後の調整となる、この日のスパーリング(3ラウンド)の相手を務めたのはジムの後輩、松本圭佑(21)。締めの練習を終えた井上は「最後のスパーリングも納得のいく出来で上がることができました。今回はラスベガスで無観客という未知の世界ですが、とっても楽しみでワクワクしています」とのコメントをジムを通して発表した。

 井上は当初、4月にラスベガスでWBO同級王者のジョンリール・カシメロ(31=フィリピン)と統一戦を行うはずだったのが、新型コロナウイルスの影響で延期になり、対戦相手もモロニーに変更となった。

 これで日本国内での練習はすべて終了し、18日に渡米する。