【ボクシング】減量失敗で王座剥奪された比嘉大吾が再起したワケ

2020年01月10日 17時28分

復帰会見をした比嘉。右奥のフライ級王者時代の写真と比べると、すいぶんふっくらしている

 ボクシング元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(24=白井・具志堅)が10日、東京・杉並区の所属ジムで会見し、来月13日に後楽園ホールで再起戦を行うことを発表した。

 比嘉は2018年4月のWBC王座V3戦で前日計量に失敗。王座を剥奪され、試合もTKO負けした。

 その後JBC(日本ボクシングコミッション)からライセンスの無期限停止処分(昨年10月に解除)を受け、進退を明らかにしていなかったが、この日正式に復帰を表明した。

 18年4月の計量失格は、日本人の世界戦では史上初となる失態だったが、フライ級への減量が限界を超えていたこともあり「お金があるのにコーラも買えない。ご飯も食べられない。だからこの試合を最後にボクシングを辞めようと思った」(比嘉)という。

 リミット50・8キロのフライ級で戦っていたのが飲んで、食べて、遊んでの暮らしで体重は67~68キロぐらいにまでなったという。

 そんな生活で「仕事をしないと、お金ってすぐなくなるんだな、と思いました」(比嘉)。

 そこでバイトで生計を立てようと考えたが「月に使っている額と、バイトで入ってくる額を比べたら使っている額が多かった。それならボクシングやろうと」復帰を決意し、昨年9月から本格的に走り始めた。

 計量失格&TKO負けした試合は、連続KO勝利の日本新記録(16)がかかっていたが、すべて吹っ飛んだ。

 来月の再起戦はフィリピン人ボクサーを相手に、バンタム級(リミット118ポンド=約53・5キロ)より1ポンド重い119ポンド契約で行われる。

「年内には世界挑戦させたい」という具志堅用高会長(64)の期待に応える試合をすることができるか。