テレビ朝日の玉川徹氏が25日、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。山口県阿武町の4630万円誤送金問題について持論を述べた。

 阿武町の花田憲彦町長は24日の会見で約4300万円を回収できたことを報告。電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕された田口翔容疑者が利用していた決済代行業者3社から同町に入金された。

 なぜ決済代行業者がお金を振り込んだのかについては、捜査されるのを嫌がったとの指摘もあるが…。玉川氏は「元検事の弁護士に聞いたら、そんな探られたくない話があるなら捜査機関なら余計にやると」と墓穴だと指摘。

「(田口容疑者の指示ではなく)勝手に払ったら何の目的でってなる。これから捜査でお金の流れを調べるし、それは(町に)寄付したからって関係ない。国税も興味を持つし、税務署も入る。肩代わりすると見逃してもらえるかなという意図かもしれないが、逆効果ではないか」

 誤送金された分のお金が町に戻ってこようが、警察としてはお金の流れを調べることには変わりないというのだ。

「調べないってことがあるわけない。決済代行業者の口座の動きは洗わざるを得ない。全部見る。そういう流れを追わないとこの事件は終わらない」と玉川氏は強調した。