アンジャ渡部建の〝イバラ道〟を暗示する チュートリアル徳井義実との共通点

2022年02月16日 05時15分

左から徳井、渡部(東スポWeb)
左から徳井、渡部(東スポWeb)

 芸能活動を休止していたお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(49)が15日放送の冠番組「白黒アンジャッシュ」(千葉テレビ)で2020年6月以来、1年8か月ぶりに番組復帰した。しかし業界からは、同じくスキャンダルから復帰した「チュートリアル」徳井義実の名を挙げ、厳しい前途を指摘する声が上がっている。

 番組冒頭、児嶋一哉の呼びかけで登場した渡部は「視聴者のみなさん、僕がしてしまった本当にバカげたことで大変なご迷惑をおかけしたこと、心よりおわび申し上げます」と改めて謝罪。続けて「いま一度活動をさせていただける機会があれば、ひとつひとつ丁寧に全力で務めて参りたい」と語った。妻で女優の佐々木希も応援してくれているという。

 それに対し児嶋は「感情がぐちゃぐちゃになっている」「(渡部は)調子に乗っていた」「人間性は大嫌い」と率直な心境を吐露。それでもコンビとしての活動再開を了承した。

 渡部は20年6月に「週刊文春」で〝多目的トイレ不倫〟が報じられ、活動を自粛。すると同年大みそかのバラエティー特番でしれっと復帰することが明らかになり、慌てて会見した。ところが、逆にそれが大バッシングの引き金になってしまった。それだけに、この日は終始平身低頭。重い空気が漂う中、時折涙目になりながら、コンビの原点とも言える同番組での再スタートを誓った。

 だが、どこまで世間に受け入れられるかは分からない。その理由について、ある民放関係者は「徳井義実のケースと似ている」と指摘する。

 徳井は19年10月に巨額の申告漏れなどが発覚し、芸能活動を自粛。翌20年の3月に、コンビでパーソナリティーを務めるKBS京都のラジオ番組「キョートリアル!~コンニチ的チュートリアル~」で復帰を果たした。同番組は、徳井と相方の福田充徳の出身地である京都で、2002年にスタートした。まだブレークする前に始めた長寿番組だ。

 一方の「白黒アンジャッシュ」もスタートしたのは04年。渡部が売れっ子になる前から放送している冠番組だ。

「徳井も渡部も全国ネットの地上波での復帰は難しいから、自分たちのホームグラウンドともいうべきローカルの冠番組を復帰の場に選んだんでしょうが、そこから全国ネットに戻るのはハードルが高い。徳井も決してうまくいっていませんからね」(同関係者)

 徳井はかつてレギュラー出演していた「今夜くらべてみました」と「しゃべくり007」(ともに日本テレビ系)には復帰したものの、それ以外の地上波への露出はない。その上、「今夜くらべてみました」は、3月いっぱいでの打ち切りが発表されている。

 復帰がうまくいっていない理由について、同関係者は会見を開かなかったことを挙げる。

「徳井は申告漏れが発覚した直後に記者会見を開いたが、説明がきちんとできなかった。その後、謹慎したものの、復帰にあたって会見を開かなかった。日テレは復帰させたけど、それに追随する地上波がないのはその影響が大きい」

 ただ、徳井がまだ救われるのはコンビで定期的に漫才の舞台に立っていることだ。一方のアンジャッシュは、児嶋が12日に放送された関西テレビの「おかべろ」に出演した際、「(周りの)ネタのレベルがめちゃくちゃ上がってる」として、舞台に戻ることに消極的な姿勢を示している。

「テレビに出られなくても徳井は、漫才師としてイチからやり直す姿勢だが、アンジャッシュにその気はなさそう。加えて復帰会見を行う予定もない。ある意味、徳井より前途は多難かもしれない」(お笑い関係者)

 荒波を乗り越え、進むことができるか――。

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