地方競馬を舞台にしたNHK土曜ドラマ「風の向こうへ駆け抜けろ」の前編が18日放送され、関連団体も盛り上がっている。

 地方競馬全国協会(NAR)はツイッターでドラマを取り上げ、「新人騎手の芦原瑞穂(平手友梨奈)が廃業寸前の地方競馬厩舎からJRAの桜花賞に挑みます。彼女の情熱が人々の心に火をつける!是非ご覧ください!」と伝えた。

 平手演じるJRAで未勝利の芦原は公営「鈴田競馬」に移籍するも、不本意なアイドル扱いをされるなど苦闘は続く。セクハラ馬主を柔道技で撃退したことから厩舎が管理馬を引き揚げられ、大ピンチに。起死回生を図るべく、発掘した〝暴れ馬〟に命運を託す…ところでドラマは25日の後編を迎える。

 水沢競馬場がロケ地となった岩手競馬もツイッターでこの話題に関する投稿を連投。「おっ、水沢競馬場!」「後ろのポスター、南部杯ポスターのオマージュだ!」「実況は古川アナです」「後編も面白くなりそうですね」と視聴を勧めた。

 水沢競馬場では関連展示も行っており、26日には冠レースも。「鈴田競馬場賞」「フィッシュアイズ賞」「薔薇の騎士芦原瑞穂賞」を実施。岩手競馬ホームページによると、パドック周辺の装飾を期間限定でドラマ撮影時の「鈴田競馬場」仕様を再現する。岩手県競馬組合が撮影に協力しており、関係者らがエキストラ出演もしたという。

 4月期ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)ではバドミントンの高校生トップ選手役を演じている平手。視聴者らから「姿勢も良く騎手役が最高に合ってる」などと好評のツイートも見られる。